あけましておめでとうございます。ヘルパーステーション カルムです。
先日、山形県でも初のオミクロン株が出たと報道ありました。コロナ禍が終息するのかどうかは誰にもわからないことですが、自身が感染しないようにするのは勿論のこと、他人にうつしてしまわないための行動をとらなくてはと常々感じているところです。
さて、最近読んだ介護関係の記事に懐かしいと感じた投稿がありましたので紹介したいと思います。
タイトルは「出来る人の手の使い方」。
良い腕の職人や名人、料理人には共通する手の使い方があるという話で、上手な手の使い方は『指先ではなく手の面となる部分を意識して使うこと』と書かれてありました。ここでは介護にかかわる例を挙げたいと思います。
ベッド上で体位変換する場合は利用者様の体に触れ押したり引いたりすることで体勢を整えますが、指先で掴んで行おうとすると、、、介助者にとっては重みを感じますし、利用者様にとっては部分的に圧がかかっている状態なので痛みが生じてしまいます。これは手の平や甲、場合によっては前腕も使って押し引きすると圧を分散させることができます。
また、入浴で洗体介助する際には、タオルは指を立てずに手の平にのせて洗うことで面で対応していることとなり、短時間で多くの面積を洗うことができて利用者様の体を冷やしてしまう時間も少なくて済みます。
私が学生時代に介護施設で実習させていただいていた頃、担当の介護士の方から教わったことが記事にあり、懐かしく思ったのでした。
介護士にとっては基礎中の基礎でしたが、在宅で介護されている方の助けになればと思います。
読んで下さりありがとうございました。